令和5年度 朝霞市議会・総務常任委員会 県外視察研修

活動報告

令和5年5月10日〜13日
朝霞市議会・総務常任委員会の県外視察研修(地震防災とパートナーシップ宣誓制度の研修)の為、熊本県熊本市、宇城市、合志市にて研修して参りました。
2016年4月14日と16日に震度7の大地震により被災した熊本城、7年後の今日に至っても完全復旧にはまだまだ時間がかかる様相でした。
熊本城総合案内所の職員の方々に説明を受けながら案内をしていただきました。
城内の至る所の石垣が崩れ落ち、建物の被害も甚大で、解体して石垣を復旧してから建物を再構築する方法がとられていると説明を受けました。
天守閣に至っては鉄骨とバンパーによる補強を行い、補強箇所を隠すのではなく、あえて見せる事で安全性をアピールしているとの事でした。
余談ですが、研修に同行していただいた獅子倉議長に車椅子を用意していただいたのですが、何と!電動アシスト式車椅子でした!初めて見ました。これは朝霞市にも取り入れたいなと思いました。(^^)
翌日、熊本大地震で被災した熊本県宇城市へ伺い、震災当時の状況と震災前の防災意識と震災後の意識の変化、防災施設建設等のお話を聞く事ができました。
市の面積が約188平方キロメートルの宇城市は朝霞市の面積の約10倍という広大な敷地を誇り、震災後は新たに市内6ヶ所に防災拠点センターを作り防災に努めているとの説明でした。
お話の中で、熊本県には大きな地震は来ないだろうという油断もあったというお話もあり、やはり平時からの防災準備は重要であると改めて認識致しました。
宇城市には消防団員が約1800人で、震災当時は非常に活躍していただいたとの事でしたが、何よりその人数に驚きました。朝霞市の消防団員は現在129人です。市の敷地面積が10倍なので消防団員も多いのですね(^^)納得です。
翌日は熊本県合志市に熊本電鉄で移動し、合志市役所に伺いました。
合志市ではパートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度についての視察及び意見交換を行ってきました。
朝霞市でも令和5年4月からパートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度がスタートし、認証申請も1組申請がある状況です。
合志市は平成31年からこの制度の調査研究を進めており、この分野の先進市として取り組みと展望を伺ってきました。
3日間に及ぶ研修を各市の皆様のご協力を頂き学ぶ事が出来ました。
この研修で学んだ事は朝霞市へ取り組んでいき、市民の皆様がより安心して暮らせるまちになるよう全力で取り組んでまいります。(^^)